家電使いこなし講座「シーリングファン」について

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今日は定休日なので滋賀県電器商業組合で行っている有線放送の「家電使いこなし講座」の収録内容をお届けしたいと思います。

こんばんは。この町のお助け隊よしかわでんきです。

この家電使いこなし講座は2008年から滋賀県電器商業組合の環境カウンセラーとして持ち回りで守山市有線放送局で収録を行い、県内の有線放送局に配信されているものです。

最近はよく、「あんた有線で喋ってたなぁ」と声を掛けて頂けることが多いです。もしお聞きになられたらぜひ声を掛けてくださいね~。本人のテンションも上がります(笑)

では、第239回家電使いこなし講座「シーリングファン」の原稿を公開したいと思います。

Q.「シーリングファン」についてどんな商品で値段は幾らくらい?

A.天井に取り付ける扇風機で空気を攪拌(かくはん)して室温のむらをなくすために使います。特に吹き抜けなど天井の高い部屋で、暖房の効率を上げるために取り付ける事が多い。照明と一体になった物もあります。価格は幅広く1万円から照明と一体になった高級なものでは10万円以上の物まであります。

Q.「扇風機」や「サーキュレーター」との違い

A.「シーリングファン」は空気を攪拌(かくはん)させるものであり「サーキュレーター」と機能的には同じものです。「サーキュレーター」は羽の径が小さく強い風を起こすので局所的な空気攪拌を得意としています。「シーリングファン」は大きな羽でゆっくりと空気を動かすので部屋全体の空気攪拌を得意としています。また心地よい風が作れるという点も違いがあります。
(ちなみに)扇風機は人が涼を取ることを目的としているので広範囲に幅広く風を起こすように設計されていて空気攪拌にはあまり向いていません。

Q. 空気を循環させることでどんなメリットが生まれますか?

A.夏場の冷房時に天井付近の暖かな空気と床付近の冷たい空気を攪拌して部屋全体の温度むらを防ぎ冷房の効率を上げることが出来ます。冬の暖房時も同様に温度むらを攪拌する事で暖房の効率を上げることが出来ます。また、部屋全体が素早く希望温度に達するので節電効果もあります。

Q.設置する際に確認することはありますか?

A.大きな羽が付いている器具なので重さがあります。取り付ける場所に下地材がない場合は補強が必要になります。また、商品によっては傾斜天井に付けられないものもあります。床から天井までの高さが低いと圧迫感が出ますので取り付ける照明器具の高さの検討も必要です。

Q.最後にお手入れの方法などアドバイスをお願いします。

A.大きな羽に埃が溜まりやすく定期的に掃除が必要ですが高い所に設置するものなので市販の伸縮式高所掃除用のモップなどを使うと手軽にお手入れが出来ます。

以上、皆様の参考になれば嬉しいです。

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