ワイアレスマイクを使うと音が途切れる・・・

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いつもお世話になっているお客様より会館ホールに備え付けワイアレスマイクの調子が悪いと相談を受けました。

こんばんは。この町のお助け隊よしかわでんきです。

ワイアレスマイクで喋る場所によって途切れが酷くなったりするそうで、まずは電池の確認をさせて頂きましたが減ってはいるものの問題ない状態でした。

システムラックの裏ブタを外してアンテナの接続状態を見たり色々と確認していると音が途切れる状況を再現できました。

この会館のワイアレスシステムはダイバシティ方式のアンテナシステムを使ったものでした。比較的広い場所で電波の途切れを出来るだけなくせるよう、アンテナを2系統(ヶ所)準備して電波状況が良い方を自動的に選択して音を出すシステムです。

音が途切れるときにはA系統とB系統の受信ランプが消えた時だったのですがアンテナは目視できる比較的近い距離なのにおかしいなと思いました。チューナーの故障かな?と思ってふと目に入った「スケルチ」ボリュームが最大になっている事に気が付きました。

この「スケルチ」ボリュームはマイクの「混信」を避ける為についていてボリュームを上げると強い電波しか受信しなくなります。

先ほどの写真のように「スケルチ」ボリュームが上がっているとマイクの電波が届きにくくなると音声が途切れてしまうのです。

※スケルチ調節について取り扱い説明書より抜粋(クリックすると拡大します)

通常はこのようにスケルチボリュームを0で使うのが正しいとされています。

もしお使いのワイアレスマイクシステムで音声が途切れる場合はスケルチ調整ツマミが付いているか確認をしてくださいね。

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