家電使いこなし講座「レンジフード」について

今日は月曜定休日なので滋賀県電器商業組合で行っている有線放送の「家電使いこなし講座」の収録内容をお届けしたいと思います。

こんばんは。地域のお助け隊よしかわでんきです。

この家電使いこなし講座は2008年から滋賀県電器商業組合の環境カウンセラーとして持ち回りで守山市有線放送局で収録を行い、県内の有線放送局に配信されているものです。

最近はよく、「あんた有線で喋ってたなぁ」と声を掛けて頂けることが多いです。もしお聞きになられたらぜひ声を掛けてくださいね~。本人のテンションも上がります(笑)

では、第222回家電使いこなし講座「レンジフード」の原稿を公開したいと思います。

Q. レンジフードはどんな商品?設置費用は?
A. レンジフードとは、換気扇の部分とフードを組み合わせた換気設備全体のことです。レンジフード本体の価格は機能によりかなり幅があります。(5万円~15万円前後ではないでしょうか?)交換費用についても設置されている条件にもよりますので一概には言えませんが、4万円~8万円ではないでしょうか?

Q. 「換気扇」と「レンジフード」の違い
A. 扇風機のような羽が付いているのが換気扇で「直接排気方式」と呼ばれています。比較的安価で取付も簡単、換気量も多いのがメリットですが、騒音が大きく外風に弱いというデメリットがあります。対してレンジフードはシロッコファンやターボファンで天井や壁などのダクトを通して廃棄する方式で「ダクト排気方式」と呼ばれています。キッチンの場所を問わず設置でき、騒音も少なめというメリットがありますが、構造が複雑で掃除がしにくいというデメリットがあります。しかし最近はレンジフードでも掃除が簡単とうたっている商品も多く出てきています。

Q. 「換気扇」から「レンジフード」へは簡単に交換可能?
A. レンジフードは換気扇に比べて背が高く、天井が低い場所は取替えが不可能な場合があります。また、正方形に空いている穴を直径15cmの穴に変更する必要もありますので場合によっては外壁などの工事が伴う場合があります。お話だけでは判断できないのでお近くのまちのでんき店に相談してみてください。

Q. 設置の際気を付ける事、使用上の注意
A. 加熱器具の幅に対するレンジフードの幅と設置の高さは消防法で決められています。レンジフードの規格は排気量によってⅠ型とⅡ型がありますがどちらも加熱器具の幅よりも広いものを設置しなければなりません。また、フィルター下端から加熱器具の離隔距離は80cm以上と定められています。
使用上の注意としては、空気の取り入れ口(吸気口)を必ず設けてください。

Q. お手入れの方法や交換時期
A.油汚れは目で見るより汚れているものです。3か月に1度はフィルターやシロッコファンなど、取り外せる部品を外して汚れをチェックします。外した部品は全体にぬるま湯をかけて汚れをゆるませ、台所用中性洗剤を含ませたスポンジでふきます。落ちにくい汚れがあれば、古くなった歯ブラシなどでこすり落とします。取り外せない部分の汚れはこびり付く前に拭き取るのが賢い方法です。汚れをゆるませた後に台所用中性洗剤を使って綺麗に拭き取りましょう。また、半年に一度はガンコな油汚れになっていないかチェックして、どうしても取れない場合はぬるま湯に台所用中性洗剤を溶かしてつけ置きすると効果的です。外せない部分はぬるま湯で薄めた換気扇用弱アルカリ性洗剤をキッチンペーパーにつけ汚れの気になるところに貼付けます。15分程度で油汚れが浮き出てくるのでペーパーごとふき取り、最後はぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤で残った汚れを取り去り、しっかり水拭きとから拭きを行います。
最後に、レンジフードの寿命は約10年と言われています。吸い込みが悪くなったり異音がするなど、不調を感じたらレンジフードの交換時期と考えましょう。

以上、皆様の参考になれば嬉しいです。

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